入門経済思想史 <著書・翻訳書> ロバート・L.ハイルブローナー著/八木甫・松原隆一郎・浮田聡・奥井智之・堀岡治男訳『入門経済思想史:世俗の思想家たち』 ちくま学芸文庫、2001年(1500円+税) スミスに始まりマルクス、ケインズ、シュンペーターと続く経済学の巨人たち。彼らが残した経済思想とは、どんなものだったのだろうか。彼らはみな、経済的な分析技術の発明者というよりは、自分を取り巻く現実の経済社会ときり結び、人間の営みの本質を「ヴィジョン」として描こうとした「世俗の思想家」であった。